お弁当の粗熱は取りましょう!とよく聞きますよね。
粗熱ってとる必要あるの?
どうやってとればいいの?
今回は、粗熱の効率的な取り方をお伝えしていきます!
- 粗熱とりは食中毒を予防するために必要な工程
- うちわ、扇風機の利用でコスパよく粗熱がとれる
- 粗熱とり以外にも、「作る前」「作っている途中」「作った後」でも衛生面や十分加熱などの注意は必要
なぜ粗熱をとるのか
お弁当の粗熱をとらずに蓋をすると
水蒸気がお弁当内で発生し、その水蒸気が原因で雑菌が繁殖しやすくなる!
令和5年において、厚生労働省 過去の食中毒事件一覧によると、
食中毒が発生したご家庭は112件で全体の10%を占めます。
10人に1人は家で食べた食材や料理で食中毒を起こしているんだね・・・
粗熱ってどれくらい?
粗熱ってどれくらいなのか、ぼんやりしている方も多いはず。
食べ物ができたて熱々の状態のことを粗熱と言うよ!
よく勘違いしていまうのが、冷たくなるまで冷ますことではありません。
手で触れるくらいが目安だよ!
粗熱のとり方
コストパフォーマンスの良い粗熱の取り方は2通りです。
- おかずごとに冷ます
- うちわや保冷剤で冷ます
粗熱のとり方①:おかずごとに冷ます
お弁当箱におかずを詰めた後に放置して冷ますのはおすすめしません。
おかずごとに温度も違いますし、おかず同士が密着していると冷めるのも時間がかかります。
おかずごとに小分けして冷ましましょう!
おかずごとにお皿を別にしたり、平らな大皿に重ならないように置いて冷ましましょう。
粗熱のとり方②:うちわや保冷剤で冷ます
うちわ、保冷剤を活用しましょう。
うちわは、自然に冷ますよりも風を利用することで、効率的に冷ますことが可能です。
うちわを仰いでいる時間も何かしたい!と思う方は、保冷剤で冷ますのもおすすめです。
保冷剤の場合は、おかずを置いた皿やトレイを保冷剤の上に置いておくだけで早く冷ますことができます。
+αで、アルミトレイを活用すれば、熱伝導でさらに早く冷めますよ!
粗熱とりの便利グッズ
食中毒の原因となる菌の繁殖は20度~37度のため、この温度になっている時間を限りなく短くすることが大切です。
少しコストをかけて便利グッズを購入すれば、より早く粗熱をとることが可能です。
- 小型扇風機
- 粗熱とりプレート
便利グッズ①:小型扇風機
小型扇風機を使えば、おかずに扇風機の風を当てて放置しておけばよいので、
他の作業も同時進行ででき、効率的です。
風の当てすぎはご飯がぱさぱさになるので注意だよ!
粗熱とりプレート
便利グッズ②:粗熱とりプレート
熱伝導率の高いアルミニウムによって、粗熱がとりやすくなります。
使い方としては、保冷剤や冷水が入ったトレーの上に粗熱とりプレートを置きましょう。
急速におかずの温度を下げることができます。
粗熱以外に気を付ける点
粗熱とりは食中毒予防に重要ですが、他にも注意しておきたいポイントがあります。
- 料理前
- 料理中
- 料理後
料理前
料理前には、石鹸で手を十分に洗い、清潔にしましょう。
また、調理器具やお弁当箱を綺麗に洗い除菌することもおすすめです。
アルコール消毒しておくとより安心だね!
料理中
食材は十分に加熱しましょう。
食中毒の原因となる多くの菌は、75度以上1分間の加熱である程度死滅するそうです。
また、殺菌効果のある食材を使用すると安心です。
うめぼし、大葉、お酢、カレー粉、わさび、しょうが、唐辛子、などがおすすめだよ!
料理後
粗熱をとり、保冷剤や保冷バックを利用しましょう。
温度を低く保てば、菌の増殖を抑えることができます。
抗菌シートも手軽に手に入り、菌の増殖を抑えらえるので、どんどん活用していきたいね!
そして、お弁当を食べる前は電子レンジで加熱することをおすすめします。
全ておかずやお米が十分に温められればより安心です。
お弁当は季節に関係なく、早めに食べることを心がけようね!
まとめ
今回は、粗熱を効率的にとる方法をお伝えしました!
- 食中毒予防に粗熱とりは大事!
- 便利グッズはもちろん、うちわ・扇風機の利用でコスパよく粗熱がとれる
- 粗熱とり以外にも、料理前・最中・後で衛生面や食材を十分に加熱するなどの対策は必要
安全に美味しくお弁当を食べよう!
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